益田市の南東部にある匹見町は、中国山地の懐深くに位置し、面積の約97%を山林が占める。150種以上の多様な樹木が自生する豊かな森は四季折々の彩を見せ、その森から湧き出た清水が変化に富んだ渓谷を流れる。匹見の魅力は恵み豊かな自然だ。
基幹産業は農業と林業。特産品は清流を利用した伝統のワサビ田で栽培する匹見ワサビ。広葉樹を使った木工品作りが盛んな広葉樹のまちでもある。
現在は高齢化が進み、人口も減っているが、IターンやUターンで都会地から移住してきた人も増えている。これからも地域の伝統は新たな若い力へ受け継がれていく。